特定非営利活動法人

仙台敬老奉仕会


第15回研修会

平成22年9月17日 午後5時から 於仙台福祉プラザ

内容の概要

1. 会長挨拶:出席のお礼と介護ボラ育成のアピール

日本の介護ボラは慰問やイベント参加が主で、不定期である。定期的に施設を訪れ、利用者の見守り・寄り添いをする人は極めて少ない。欧米ではちょうど逆である。

施設では、資格のない素人が居室に出入りすることは許されないと考える人が多い。プライバシーが守れないという理由である。
しかし、ボラ志望者が研修を受け、施設のルールを尊重し、利用者にたいする守秘義務を理解実行すれば、内部に入れても差し支えない。当会はそれを目指している。アスターとして4年を過ぎたが、理解が進み、見守りがたボラも少しずつ増えてきた。

施設はこの型の受け入れ進め、ボラ志望者は当会に連絡して頂きたい。連絡があれば施設を紹介し、必要な交通費を差し上げます・・・。

2. 講演第1席 河村善悦(イシイ社環境事業部)『集団感染とその予防』

インフルエンザやノロウィルス、大腸菌などの感染について解説し、その予防や消毒に実際を解説した。ノロウィルスの場合、感染者の吐物のが感染を広げることが多いので、その消毒が特に必要なことを力説した。

ノロウィルスのようなウィルスはアルコール消毒が無効で、塩素系消毒が必要である。主要なものは次亜塩素酸であるが、その実物を示し、噴霧の実技を披露した。

3. 講演第2席 安孫子雅浩(仙台市市会議員)『仙台市の介護保険制度』

仙台市の介護保険被保険者は年々増加している。要介護者の割合は17~18%であるが、高齢者の数が増えたため、要介護者も増え続けている。65歳以上のおよそ20%は介護保険の利用者になっている。

その中で、介護度4~5の人は施設介護が必要である。その数は、要介護者のおよそ20%で、それをすべて収容する施設のベッド数が足りない。
仙台市では特養と老健施設の増加を計画している。
市民のボラが参入して介護の充実を図ることが望ましい。


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