特定非営利活動法人

仙台敬老奉仕会


第29回研修会

平成25年3月29日
会場:仙台福祉プラザ 第1研修室

講師: 折腹実己子(特養パルシア施設長)

演題: ボランティアの育成、コージネーターの育成

要約:

1. 始めに自己紹介と施設の紹介があった。施設はカトリック児童福祉会の運営である。他に県内に特養1つ、経費ホーム1つ、保育園5つを経営している。

2. 特養パルシアの関連ではショートステイ、デイサービス、ケアプラン、包括地域支援センター、などがある。

3. 特養パルシアは単に要介護者を預かるのではなく、地域を支える拠点施設としての役割を担っている。市民に施設を開放し、市民への情報開示と市民の協力を得るようにしている。

4. ボランティアは積極的に受け入れ、施設に入って頂く。施設に第3者の目が入ることで施設を変える力になる。使用者にとって社会とつながっていると実感し、社会に支えられていると感じる。
スタッフにとっては受け入れれることに対せる負担感を減じ、社会の要請にこたえるという意識が育つ。
管理者にとっては前述の第3者の目が入り、施設の見直し、改善の力にしている。

5. ボランティアの目的は様々だが、社会貢献、将来施設で働くための準備、技術の習得などの目標がある。

6. コージネーターは大切である。施設の窓口になり、ボランティアの誤解、愚痴、不満への対応、利用者との仲介、職員との調整など。ボランティア育成講座などで学ぶことが望ましい。

7. 施設内でのボランティアは利用者と直接触れ合い、寄り添い、傾聴、遊び、散歩など。間接的な奉仕としては掃除、洗濯ものの整理、衣服に修繕、庭、老化などの清掃装飾。

8. ボランティアは施設の理念や目的を理解して働く。無理をせず、自分のペースで。利用者や職員を理解する。利用者との信頼関係樹立には時間が掛かる。笑顔を絶やさず。広い視野に立って活動して頂きたい。


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