特定非営利活動法人

仙台敬老奉仕会


第30回研修会

平成25年5月17日 午後3時から 於仙台福祉プラザ

講演1:高橋 治(仙台老人福祉施設協議会会長、ヴィーナス会理事長)

演題:最近の特別養護老人ホームを巡る状況

要約

平成24年4月から「24時間地域巡回型サービス」が開始された。これは介護を受ける立場から言うと理想的制度であるが、これを担当実施する側からすると実施困難で、1年後の今日、全国での実施状況は7%に留まっている。当県などは実施0である。現実には従来通り、収容型の特養が必要である。

特養等の使命は入所者の尊厳の維持であり、預かり型ではいけない。科学的介護を行い、自立を促すものでなければならない。

特養の個室化は当局の推奨するところであるが、この許認可は各県に任されている。各県では実情に合わせて多床室を認めている。個室型は建設費がかさみ、入所者の負担も増すので、完全個室化は難しい。

特養は需要が高く、入所したくても順番待ちとなり、入所できない人が多い。特養の増床を阻むものは
1. 多床室と個室の関係 多床室の介護費は低く設定されている
2. 特養を建設するには広大な敷地が必要である。
3. 当局は小規模・地域密着型へ誘導を図っている。
4. 公的財源に余裕がない。
などである。

これらを克服して行くためには、職員の努力はもちろん、ボランティアや寄付など、民力の協力も必要である。

講演2:吉永 馨(仙台敬老奉仕会会長)

演題:介護ボランティアの現状と展望

講演で使用したスライドを掲載します。


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