特定非営利活動法人

仙台敬老奉仕会


第64回研修会 講演要旨

日 時 : 平成31年1月18日(金)午後3時から
会 場 : 仙台福祉プラザ11階 第1研修室
講 師 : 安藤由紀子先生(角田市金上病院副院長、宮城県医師会常任理事)
演 題 : カナダボランティア研修旅行に参加して

講演要旨

  1. 金上病院(医療法人金上仁友会)は一般病院の他に介護施設やグループホーム、有料老人ホーム、訪問看護ステーション、保育所など、医療、介護、福祉活動を続けている。特に高齢社会を対象に地域に貢献してきた。
  2. 金上仁友会において各種のボラが活動しているが、欧米のような準職員に似たボラはなかった。
  3. 平成29年4月、敬老奉仕会会長(吉永)を招いて欧米の介護ボランティアの状況を学習した。欧米型の寄添いボラの必要性を痛感した。
  4. 平成30年9月、介護ボラに関する欧米の状況を視察調査するため、カナダのオタワ市のブリュエール病院を訪ね、3日間研修を受けてきた。この病院と関係施設は総数600ベッドを持つ医療機関であるが、ボランティアが800人あり、寄り添いや散歩相手など、直接年寄り世話に関わり、大きな介護力になっていた。
  5. カナダ政府も国の方針としてこの種のボラを推奨し、ボラ活用の計画がない施設は認可していない。
  6. 帰国後、金上仁友会では、ブリュエール病院の方式を取り入れようと準備を進めている。

  7. コメント:講演後の謝辞の中で吉永会長はこう述べた。いま、欧米型の介護ボランティアを日本にも取り入れようという運動が芽を出し始めたところである。これを大切に育て、市民同士が助け合う社会を実現しようではないか。元気な人は助け、介護が必要になったら助けて貰う。そういう順送りの、互助の社会を作リ、欧米に追い付こうと。

会場風景
安藤由紀子先生の講義 吉永先生の金上病院での講演がきっかけ
安藤由紀子先生の講義 金上病院関係のスタッフの皆様の紹介

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