特定非営利活動法人

仙台敬老奉仕会


第65回研修会 講演要旨

日 時 : 平成31年3月15日(金)午後3時から
会 場 : 仙台福祉プラザ11階 第1研修室
講 師 : 内藤久実子先生(開業医、地域包括ケアシステム実践者)
演 題 : 当院の訪問診療 地域包括ケアシステムの中でできること

講演要旨

  1. 地域包括ケアシステムは地域における医療・介護などを総合的に実施するシステムである。医療人も、他の職種と協調して、システムの重要部分を占めている。
  2. システムの中の医師は、地域のニーズに応じて訪問診療を行なう。訪問診療は従来の往診とは違う。訪問診療は定期的、計画的なもので、24時間、365日対応する。深夜などは電話相談になることが多いが、必要な場合は往診をする。突発的な往診依頼には、救急病院などに依頼する。
  3. 北欧の医療・介護施設を訪問視察した。彼らは介護が必要な人にも普通生活が維持できるようなシステムを構築していた。日本でも参考にすべきものと考える。
  4. どうすれば訪問診療を受けられるか。現在診て頂いている医師に、訪問診療をしている医師に対して紹介状(情報提供書)を書いて貰う必要がある。
  5. 若くて卵巣がんの末期の患者、アルツハイマー型認知症の症例など、実際の診療経験について説明された。
  6. 診ている患者さんが急変することがある。その際は救急病院に搬送して頂く。

  7. コメント:講演後、沢山の質問があった。先生は丁寧に回答された。この種の情報は市民にとって関心が深いことの証拠であろう。

会場風景
講演風景
講演風景

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