特定非営利活動法人

仙台敬老奉仕会


第74回研修会 講演要旨

日 時 : 令和2年11月15日(日)午後3時から
会 場 : 仙台医師会館2階ホール
議 題 : 富谷市にボランティア文化を
講 師 : 富谷市社会福祉協議会部長 安積春美氏
司 会 : 鈴木和美(当会理事)

講演内容:

 富谷市では1昨年(2018年)12月、若生市長の決断で欧米型寄り添いボランティアを育成し、介護施設に派遣し、利用者(のお年寄り)の寄り添い、話し相手、遊び相手、散歩相手などを通して孤独感や見捨てられ感を和らげ、最後まで尊厳を保つことにした。

 市内の特養、社会福祉協議会、その他の福祉部を統合してこの運動を進める事とした。まず市民の中からボランティアコージネーターとボランティア実施者を募集し、必要な研修を受けさせ、昨年(2019年)9月から実践に入った。

 スタート直後はボランティアも施設も利用者(のお年寄り)も戸惑いがあったが、次第に慣れて軌道に乗ってきた。すなわちお年寄りはボランティアが来るのを待って楽しみ、それを見てボランティアも満足とやり甲斐を感じ、施設も奉仕を喜んで感謝するようになった。

 今年になり、コロナ感染症の拡大を恐れて、ボランティアが施設に行くことを自粛するようになったが、手紙、絵、手芸品などを通して奉仕を続けている。コロナの終息後は行動を再開し、更にボランティアの数も増やしていく予定である。 これに対して受講者から多数の質問や意見が出て、活発な討論会が行なわれた。

 角田市からは市長や医師が参加し、角田市でも富谷方式を採用しようという意見が開陳された。

会場風景

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