特定非営利活動法人

仙台敬老奉仕会


第79回研修会 講演要旨

日 時 : 令和4年05月21日(火)15時から
会 場 : 仙台市福祉プラザ プラザホール
議 題 : こうして超高齢化社会を乗り切ろう
講 師 : 吉永 馨 先生(仙台敬老奉仕会 理事長)
司 会 : 鈴木和美(当会理事)

講演内容:

 日本の高齢化率は28%を超え、世界一であり、めでたい限りであるが、介護問題が重くのしかかっている。孤独死は自殺、虐待などもあり、介護施設は人手不足で困っている。近い将来、団塊の世代が後期高齢者に加わり、事情は更に険しくなる。これをどう乗り越えるかが喫緊の問題となっている。  政府は外国人介護士の導入、ロボットな活用、離職した介護士の呼び戻しなどを進めてきたがあまり成果が上がらなかった。そこで2017年から「地域共生社会」を提唱するに至った。地域の人がボランティアなどを通して地域の問題を解決しようという政策である。欧米では、介護施設にはたくさんの市民がボランティアとして定期的に訪問し、高齢者を見守り、寄り添っている。我々はこの外国の制度を取り入れようと努力してきた。  日本の従来のボランティアは、コーラス団や舞踊団の訪問慰労などが中心で、年寄りに寄り添うことはむしろ禁止されていた。この考え方では地域社会は成り立たない。地域共生社会制度は進まない。  従来の考えを転換し、地域共生の実現を目指すためには学ぶことが重要である。この講演では以上の現実とその対策を具体的に解説した。その内容はユーチューブに掲載してある。


会場風景

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