第34回研修会
平成26年1月17日、午後3時から
仙台福祉プラザ 第1研修室 出席者51名
演題:認知症の人にいかに関わるか 講師:千脇隆志(特養せんだんの里 副施設長)
スライドを用いて講演した。
講演要旨:
1.認知症のをサポートする基本は自立を支援し、自己決定を尊重することである。
2.そのため、支援者は支える言葉ではなく、言葉を言う態度(笑顔、やさしい声、あなたを大事な人とする態度など)が大切である。
3.つまり、非言語コミニュケーションが重要。
4.支援者は認知症の人の欠点ばかりが目につき易い。それにとらわれないことが大事である。
5.認知症の人は常に不安である。不安から攻撃的な態度に出ることがある。これを理解する。
6.認知症の人にもそれなりのプライドがある。これを認め、尊重しなければならない。
7.成功体験が大切。できることをさせ、その成功が自信をもたらす。
8.失敗体験を責めない。
9.自分が認知症になったラドだろうか、と考えると認知症の理解に役立つ。
10.ボランティアの皆さんも以上の事情を理解してお務め頂きたい。
この後、活発な質疑応答があり、熱気を帯びたまま閉会になった。多くの人が「ためになった」と述べ、演者に感謝していた。